【売約済】アバド&ベルリンpo./マーラー:交響曲第7番《夜の歌》

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マーラー交響曲第7番《夜の歌》アバド/ ベルリン・フィルハーモニー録音:2001年5月(ライヴ)2001年3月の胃癌発表のあとということもあってか、どこか吹っ切れたような自信に満ちた演奏が聴かれます。アバドの鬼気迫る指揮ぶりに、精緻で研ぎ澄まされた大きな感情のうねりが加わり、希有な名演になっています。『図太く剛直で、ぎっしりと中身の詰まった、含蓄の濃い演奏である。従来、アバドのマーラーは、(マーラー・ファンには誰でも身に覚えのあることだが)、今ひとつインパクトが食い足りなく感じられることもなくはなかった。ここだ!と待ち構えていると、あっさり通り過ぎるような、丸みを帯びたアバドの大人のマーラーは、例えば世界の苦悩を1人で背負い込むバーンスタインのような忘我の極致には至らないし、クレンペラーの巨大性やバルビローリの熱情もないし、ラトルの閃きもない。しかし、この第7番は違う。とにかく「ぎっしり」という言葉がぴったりくる、実に響きの濃い、攻撃型の演奏なのである。ここではベルリン・フィルの分厚い弦、安定した金管も、抜群の威力を発揮しており、腹にずしりとこたえる重量感にはたまらないものがある。もともと第7番は、噛めば噛むほど旨味の出る、内へ内へと向かう響きの屈折感ではマーラーの中でも最高に陶酔的感覚をもつ作品である。アバドは小手先の飛び道具やテンポの極端な動かしに走らず、あくまで誠実で骨太な音楽の進め方を積み重ねていく。その結果、特に第1楽章や第5楽章では、必ず楽章の後半に向かってじりじりと高揚していき、圧倒的な興奮にいつの間にか巻き込まれてしまう。ともすれば病的な狂気や神経質な痙攣(けいれん)、世紀末の退廃と結び付けて考えられやすいマーラーの交響曲だが、アバドのマーラーを聴いていると、そんな単純なものではないのではと思えてくる。表面的効果には走らなくとも、人を必ず「考えさせる」、アバドにはそんなところがある。』(林田直樹)輸入盤(廃盤)、盤面傷無し開封済ですが新品に近い美品です*まとめ買い値引き致します(例外もあります) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き (まとめ買いは金額調整が 必要ですので事前にコメントをお願い致します) 10点以上のまとめ買いは全品150円引きに致します。
カテゴリー:CD・DVD・ブルーレイ>>>CD>>>クラシック
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